2 0 0 6
7回目の沖縄。
いろいろな事情で1年、空いてしまった。
次に訪れる島、実はすっと前から決めていた。
久米島だ。
ハテの浜を見にいこう。
久米島は、沖縄本島の西方約100Kmの東シナ海にある。
奥武島・オーハ島の有人離島、
鳥島・硫黄鳥島などの無人島ぜんぶ含めて久米島
。
総面積は63.21kmで、40分もあればレンタカーでぐるりと1周できてしまう。
梅雨の重い雲をたたえたTOKYOを脱出し、再び飛行機が降り立ったそこは
気温32度、真夏の南国だった。
空港から20分、
港から小さな漁船でさらに20分。
そこにハテの浜はあった。
深いはずの海の底には船の上からでもサンゴが見える。
遠くにみえていた白い陸地が近づいてきて
浅瀬に寄せられた小舟は宙に浮いているかのようだ。
目の前にあるのはどこまでも続くサンゴでできた真っ白な島と
コバルトブルーの海、そして真っ青な空。
この島にあるのはとりあえずで作られた小さな小屋と簡易トイレがぽつんとひとつ。
あとは50分も歩けば一周できてしまう白い土地と360度広がる美しい海。
今まで見た中で一番美しいと思った。
遠浅で海底には白砂が広がっているので、海面は太陽の光をうけてより鮮やかな色彩を描く。
「とにかくキレイな海と白い浜を見るだけでいいから」という人には
沖縄の中なら間違いなくこの島をオススメしたい。
オジイの好意でシュノーケルツアーに同行させてもらえることになった。
3mもある黄色いサンゴと、まわりにいる魚たちと戯れたあとはモズク漁を。
久米島の天然もずくは太くてしっかり。もちろん栄養価もすこぶる高い。
そりゃ、こんな綺麗な海で育てばおいしいわ。
といいつつ、大量に収穫。もってきたビニール袋にいっぱい。
(東京に帰るなり即、食べました。うまー)
ハテの浜がみえてくる。この日は大潮。島は最大になる。
浜からの1枚。ため息と涙しかでてこないわけで。
ギブスは直前にはずれ(はずし?)ました。
奥武島
久米島本当から橋で結ばれた奥武島。
橋を渡ると、ほんの100mいったところで舗装された道は姿をけして
土と緑の道は、あっというまに車での侵入を拒否する。
どうしてもこの道の先が知りたくて、その先の海がみたくて
車をおりて歩くことにする。
が。
歩いても歩いても歩いても歩いても、一面に広がるサトウキビ畑。
ああ、自転車借りてくればよかった。
わずか30分歩いただけで全身から滝のように汗が流れて、あえなく断念。
久米島で一番高い山に登ると、ここちよい風が吹き抜ける。
国の重要文化財に指定されている具志川城跡(ぐしかわじょうせき)は
東シナ海が見渡せる場所。そして久米島全体がぐるりと見渡せる。
翌日は島をぐるりとドライブ。
高台から海が見えるところに車を停める。
「こん下にはシオマネキがいるよ〜せっかく東京からきたなら絶対みたほうがいいさ〜!」
昼間からこの高台に集まってビールを飲んでいたオジイたちが
こちらを向いて口をそろえる。
海へと下る遊歩道は日蔭のない片道15分。
流れる汗に覚悟を決めて一気に海へむかえば、潮にくぼみにいた!
シオマネキ。思ったより小さくてかわいい。
気持ちのいい風がふいて汗が引いてゆく。
足にできた豆も気にならなくなったころ、帰りは20分の階段を休み休み登る。
最後の1段を登りきったところで、さっきのオジイたちが手招きをしていた。
「いたよ!シオマネキ!」 息を切らしたまま近寄ると
笑顔のオジイから冷えたビールが差し出された。
その美味しいこと。
奄美大島以南に分布するベニシオマネキ。
久米島にいるのを知っているのは自分たちだけだよ、とオジイたちは自慢気に語る。
久米のおじい達は方言がキツくて話しは半分くらいしかわからなかったけど、
ずっとニコニコしていて、私の話なんかこれっぽちも聞かず、
ようきたね、ようきたねーと何度も行っていたのが印象的だった。
フ
ライトの時間が近づいてくる。
「またきんさい」しあわせな気分とちょっぴり切ない気持ちになって飛行機に乗ると
空の上から島が見えた。
海、空、大地、そして人。流れゆくすてきな島時間。
今年はかべがみをふたつプレゼント。
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2004 は コ チ ラ 。